F1や車好きの方であれば「モナコ市街地コースをバイクや車で走ってみたい」と思ったことがある方は結構いるのではないでしょうか。私もその1人です。
そこで、この記事では、私が実際にフランスに行ってきた時の体験をもとに、バイクでモナコやニースをツーリングする方法について、現地での探し方、費用、注意点、エピソードなどともに具体的に紹介します。
PCXでニース(南仏)ツーリング
バイクでモナコをツーリングするには、まずモナコ周辺でバイクをレンタルする必要があります。 事前準備:南フランスのレンタルバイクショップ調べ
調べること
- 日本人旅行者に確実に貸してくれるお店
- バイクに付帯する安心保障やその条件が書かれているお店
調べた結果
- お店のサイトは見つかるものの、フランス語で書かれていてよくわからない。
- 英語でメールによる問い合わせをしても返信がなかった。
- 電話は電話代がかかるし、そもそもフランス語でのやりとりができない。
- 日本人旅行者によるブログでの発信が見つからない(パリ周辺ならある)
というわけで、現地で自分の足で探すことにしました。
結果:「50ccの原付でも借りられれば十分」と思っていたところ、所有バイクであるPCXを借りることができました。
レンタル時に必要な持ち物
- 運転免許証
- 国際免許証(別記事参照)
- 十分な時間(8時間~※レンタル場所にもよるが、渋滞を考慮して長めに確保しておくとよい)
- お金(1万円~2万円※デポジット10万円程度も一時的に必要)
の4つです。(私は『十分な時間』を持参し忘れました汗)
レンタルショップの探し方
結論から言うと、レンタルショップを探す一番の方法は『現地の人の力をお借りする』です。フランス語が読めず、話せず、では、自力で見つけるのはかなり難しいです。
☆事前準備☆
- モバイルWi-Fi2台 予算:2台合わせて1万3千円程度 おすすめ:※レンタルWi-Fi(事前決済し空港にてレンタル)&スマホのキャリアプラン活用(キャンセル保険の薦め記事参照 POVOで渡航先で使える期間限定のプランを契約。等
- スマホ2台 スマホはマスト。バックアップ用スマホ推奨。(万が一スマホがなくなると、1つ1つの課題解決にとても時間がかかり、旅のスケジュールの大部分がカットされてしまったと思う。)
- 大容量のモバイルバッテリー2台以上 ※スマホの充電がなくなったらスマホがなくなったのと同じ。私は3台もっていき、容量はどれも20000アンペア。(おすすめ海外旅行もちもの記事参照)
- 翻訳アプリ グーグルの無料翻訳アプリで十分。 ※新たに購入する必要なし。 ※今は翻訳アプリの利用が、多くの国で共通のコミュニケーションツールとして浸透しているため、スムーズにやり取りが可能です。特に直感的に思ったことをそのまま日本語で話して伝わるので、安心感もあります。
☆実際にレンタルショップを見つけるまでのプロセスを振り返って思うこと☆
- 言語の壁による困難さは感じない。(翻訳アプリのおかげ)
- 結局、日本国内で探す時と同じで、話しかける人の人柄や、その人がその場で一緒に問題解決に向けた行動をしてくれるかが大事。
- 自分自身がスマホ環境を整えておくことが大事
ニースでおすすめのレンタルバイクショップ『BIKE TRIP NICE』
この探し方で探した結果、無事レンタルショップを見つけることができました。(別記事参照) そこにはとても親切な店員さんがいましたし、レンタルのシステムは日本のレンタルバイクショップとほぼ同じで安心感もありましたし、お客さんも結構いて信頼できるおすすめのお店でした。
☆レンタル手続きのポイント☆
- 店員さんとのやりとりはグーグル翻訳アプリ活用
- レンタル後のお店との連絡手段はフランス版LINE『WHATSUP』(レンタル前にID連携) ※日本語でメッセージを送れば、店員さんの方で訳して理解してくださる。(今回の店員さんの場合)
- スマホホルダーやリアボックス、ヘルメットは貸し出し無料(店による。車種による。)
- 返す時に近くのガソリンスタンドで給油が必要 ※給油に不安があるようなら、お店の方で給油してくださる。(今回の店員さんの判断)
☆実際に借りたバイク情報☆
- PCX125(2018)リアボックス、スマホホルダー、ヘルメット貸し出し無料
- 給油不要
- 翌営業開始時の返却可
- レンタル費用は総額56€ドル(およそ10000円※1€ドル=183円で計算)
ニースをツーリング
実際にエンジンをかけて走り出した時は感動しました。事前に何も調べずに現地で探して実際に乗れるとは正直思っていませんでした。「自転車や電動スケーターでちょっと街乗りできればいいかな」とか「現実的に借りられるお店が次回に向けてみつかればいいな」くらいの思いだったのが正直なところでした。なので、夢見心地でした。ただし、一方で、日本以上に安全意識をもたないと危険という意識をもって運転していました。気を付ける必要があると思ったのは以下です。
運転上の注意点
- 右側通行
- 歩行者
- 信号
- クラクション
- スピード
まず右側通行のルールです。 日本の感覚をリセットしないと危ないです。一度、右側に一時停車して発進しようとしたとき、左右確認したはずなのですが、つい右方向から来る車がいなかったために安全と思い、発進しかけた瞬間左側から車が通りすぎました。しかも右側通行なのでバイクのすれすれを。 (幸い私は日本でも安全確認して発進直前にさらに安全確認をする癖がついているので、実際には発進はしませんが、)頭でわかっていても、日本での走行感覚がしみついているので、本当に慎重すぎるくらいの安全確認が必須と痛感しました。
次に歩行者についてです。 日本よりも横断歩道のないところを渡る人が多い印象で、弱者への意識を日本以上にもつ必要を感じました。特に街中では、渋滞の中、すり抜けをする場合とても危険です。(私はすり抜けをするゆとりはありませんが、現地の人は普通にしています。)
次は信号です。 最後まで慣れず、未だによくわかりません。矢印信号の解釈に迷いました。
個人的にもっとも印象的だったのはクラクションです。 圧倒的に日本よりもクラクションを鳴らす機会が多いです。そこらじゅうで鳴らしています。 ところが、途中から心地よさを感じてきました。 どうやら、別にフランス人が短気なわけではないようなのです。 音としては日本の車と変わらないはずなのに、音の出し方に愛を感じるのです。 というのも、信号のない交差点で譲り合う時や、路上から車道に出ようとしている車などにクラクションを鳴らすのですが、滑らかな減速で譲ってくれる車がとても多く、ちょっとした注意喚起で使っていることがほとんどでした。 日本の場合も挨拶がわりでクラクションを鳴らす人はいますが、それ以外では、『アブナイ』『信号青だぞ』等否定的な意味合いで使うことが多い印象です。 フランスではクラクションを安全喚起のために積極的に使っているイメージなのがちょっと素敵だなと思いました。その空気感に安心感を得ました。
最後はスピードです。全体的に飛ばしている印象です。ただ、不思議に絶妙にジェントルマンで必要に応じて滑らかに減速するし、スピードが出ていても、日本のように「モラルがないドライバーが運転している」という雰囲気がないです。
絶景スポット
市街にあるガリバルディ広場を通り抜け、ヴィルフランシュ=シュル=メールの『グレース王妃大通り』沿いを中心に走りました。 数時間でしたが、満足度は高かったです。やっぱりバイクの魅力は駅前から離れたツーリストがいないところにピンポイントで行けることだなと実感しました。

ガリバルディ広場にて

絶景スポットを見つけたものの、歩行者が誰もいなく、悪いと思いつつ遠くから走ってきたランナーに声をかけると、ちょうど休憩しようと思ってたところだから気にしないで。と、ダンディでやさしそうな50代くらいの男性が、快く撮影してくれた。

やっぱりツーリストのいないとこらに行けるのがツーリングの魅力!


ゴミ箱やフェンスに感謝。活用の仕方は色々ある。その結果の写真が↓。


ヴィルフランシュ=シュル=メールの『グレース王妃大通り』からの風景
まとめ
結果
- レンタルできた車種はPCX125(2018)
- ツーリング場所はニース市内で数時間程度 ※時間の関係でモナコには行けませんでしたが、予算1万+8時間以上あればモナコに行けます。
- レンタル代は56€ドル(ヘルメット・スマホホルダー・リアボックス・給油代はサービス)
- 実際の私のレンタル時間は4時間だったが、最大18時間以上利用可能(この店員さんの判断で翌営業開始頃に返却すればよいとおっしゃっていただけました。)
円安であることも考えると、このレンタル代はとても安かったです。(日本より安いと思います。) 『BIKE TRIP NICE』はおすすめのレンタルバイクショップです。また、ニース周辺には今回訪れた『ヴィルフランシュ=シュル=メール市、プリンセス・グレース大通り』以外にも映える絶景スポットがたくさんありそうです。そしてレンタルバイクの大きなメリットは、やはりツーリストのいない絶景スポットにピンポイントで行けることです!ニース周辺のツーリング目的でレンタルするのも十分ありだと実感しました。

